心臓リハビリテーションのまにまに

心リハ太郎です。 心臓リハビリテーション、心不全、運動療法、CPX、医療職のAI活用について発信しています。 現場で使える知識を、論文ベースでわかりやすく整理します。 詳しい解説はnoteでも公開しています。

「先生」の隣で、すり減っていく気がしたら ── 辞めた人を見送りながら、私が考えたこと

※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。 辞めていく人を、見送ることしかできなかった この数年で、信頼していた同僚が、何人か職場を去っていった。理由は、それぞれ少しずつ違う。けれど、根のところは同じだった。この待遇では、暮らしてい…

クリニックの業務効率化はAI研修だけでは進まない|現場に定着させるために必要なこと

※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。生成AIの研修を受けた。 ChatGPTも触ってみた。 スタッフにも「これからはAIを使っていこう」と話した。それでも、数週間たつと現場の業務はあまり変わっていない。クリニックや小規模医療機関では、こ…

ChatGPTで医学論文を読む方法|医療職のためのAI活用入門

医学論文を読まなければいけない。 そう思っていても、実際にはなかなか大変です。 英語が苦手。 統計が難しい。 背景知識が足りない。 読む時間がない。 アブストラクトだけで止まってしまう。 結局、臨床でどう使えばいいのかわからない。 医療職であれば…

医療職が生成AIを学ぶなら独学で十分?スクールを使うべき人・使わなくていい人

医療職のあいだでも、ChatGPTや生成AIを使う人が少しずつ増えてきました。 論文を読む。 患者さんへの説明文を整理する。 勉強会資料を作る。 症例発表の構成を考える。 noteやブログの記事を書く。 Xの投稿を整理する。 こうした作業に、生成AIはかなり使え…

“できるけど、しんどい”をどう評価するか?

FIMやBIでは見えない活動制限と、ICFの視点 ICF(国際生活機能分類) ◆ 導入:「満点のはずなのに、つらそうな患者さん」 FIMやバーサルインデックス(BI)が満点なのに、 「坂道を歩くと途中で休みたくなる」「階段はできれば使いたくない」「病院内の移動…

ICFモデルとは?心リハや内部障害で使える実践的な活用法

「心リハやってるけど、何のために運動してるのか分からない」 「カルテを書いてて、何を評価すればいいのか迷う」 …そんなあなたへ。 ADLが満点なのに困っている? 近年、心疾患患者にもフレイル傾向が見られるようになり、心リハの対象患者像も様変わりし…

CPX中に起こる「迷走神経反射」との付き合い方

こんにちは、心リハ太郎です。今日はちょっと臨場感のある話です。心肺運動負荷試験(CPX)を日常的に実施していると、いつか必ず出会うのが「血管性迷走神経反射(Vasovagal reflex)」です。頑張って追い込んだ運動の直後、患者さんの顔が青ざめ、うつろな…

目が黄色い…? 外来心リハで黄疸に気づいたらチェックすべき5つのポイント

こんにちは、心リハ太郎です。 黄疸=肝臓のサイン?いいえ、心不全かもしれません。外来の心臓リハビリテーション中、ふと患者さんの眼を見て「…あれ?少し黄色いかも」と感じたことはありませんか?そんなとき、肝炎や胆石といった肝胆道系の疾患を思い浮…

リハビリテーションをサッカーチームに例えてみる

こんにちは、心リハ太郎です。突然ですが、このイラストをご覧ください。サッカーのフォーメーションになぞらえ、リハビリテーションが何を目的とするかを考えるための図です。こりゃなんじゃらほい、とお思いになる方も多いかと思います。しかし、この図は…

わたしが緩和ケアをe-Learningで学ぶまでの話

こんにちは、心リハ太郎です。心不全のアドバンス・ケア・プランニング(ACP)について勉強しようと思い、去年(2018年)から今年にかけ、関連する講習会や学会のセッションに参加しました。そこで何度も出てくる緩和ケアという言葉。緩和ケアは終末期医療と…

急性心筋梗塞の急性期の離床や運動、負荷試験気をつけるポイント

@maehiro210さんが紹介してくれた急性心筋梗塞の急性期リスク管理についてのわたしの過去スレッドが意外とまとまっているのでこちらに貼っておきます。心リハ始めたばかりの方は不安との闘いだと思います。どういうときに何が起こりうるか、なにがその兆候に…

2分間歩行や3分間歩行は6分間歩行試験の代わりになるか?

こんにちは、心リハ太郎です。質問箱に頂いた質問に長文でお答えしたのでこちらにも。6分間歩行試験の代わりに2-3分の歩行で代用できるか?というご質問です。この話を考えるには6分間歩行試験を行う目的をはっきりさせることが重要です。 6分間歩行試験の目…

Bluetooth対応の折りたたみキーボードBookey Stickでパソコンからの脱却を図る方法

こんにちは、昔はパソコンを使って文章を書くことが多かったのですが、最近は大半スマホで文章を書くようになった心リハ太郎です。このブログも驚くべきことに、以前は記事の99%がスマホのフリック入力で書かれていました。電車通勤の時間が往復2時間くらい…

循環器疾患に関するガイドラインの入り口

こんにちは、心リハ太郎です。訳あって大血管手術に関するガイドラインや文献を探索しています。ガイドラインは探せば見つかるものですが、そもそもどのようなガイドラインがあるかは一覧を見てみないとわからないこともあります。国内の学会が作成している…

心臓リハビリテーション指導士試験の勉強の仕方

こんにちは、心リハ太郎です。 心臓リハビリテーション指導士(心リハ指導士)の試験に向けた勉強法について、度々ご質問を頂きます。そこで今回は、心リハ指導士試験の勉強法についてお伝えしようと思います。 心リハ指導士必携と学会誌の過去問が基本 個人…