心臓リハビリテーションのまにまに

心臓リハビリテーションを10年以上している心リハ太郎が日々考えたり思ったりしているエビデンスのあることないことをつらつらと書いています。

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相手の利と理を考える

こんにちは、心リハ太郎です。

日経ビジネスオンラインに興味深い記事が載っていましたのでご紹介します。

駆け引きが苦手な人こそ学ぶべき最高の駆け引き:日経ビジネスオンライン

この記事のまとめとなっている言葉を記事内から引用します。

駆け引きをさせないことが、最高の駆け引きテクニックだ。相手の利と理を常に考え、尊重する。利とは相手の利益、利害。理とは相手の理屈、理論。尊重することと信用することは違う。華僑たちが駆け引き上手なのは、相手のメンツを立てながら交渉するからなんだ。相手を気持ちよくさせながら、難しい場合でも、相手の気分を害さないような伝え方をどんどん学んで行けばいい。その根底をなすのが、100%の善も100%の悪もない、だ。

最良の駆け引きは、駆け引きをさせないこと、だそうです。

そのためには、相手を尊重し、メンツを潰さないようにしてあげることが重要だと。


そして、相手のことを信じても、相手のすることは信じない、ことが大事だとも言います。

これは、性悪説に立つということではなく、人間には100%正しいことはなく立場や状況に応じて行動が変わるため、罪憎んで人を憎まず、という考え方を無理なく実行するためとのこと。

人として信頼できる仲間や部下に恵まれた現在でも、彼らの仕事を信用しないのはお互いのためだと思っています。いくら優秀な人でもミスはします。それなのに「君という人間に全幅の信頼をおいているよ」などと言ったらどうなるでしょうか。その人にとっては、信頼を損なわないためにミスを隠すことが善になってしまうのです。

確かに、言い方によっては相手を悪い方向に導いてしまうことはありそうです。


以前の記事で、自分の中に敵を作らないことが重要と述べましたが、自分にとっても相手にとってもお互いが敵にならないようコミュニケーションし、行動するのは、人の中で生きる我々にとってはとても重要なスキルなのかもしれません。

変化を嫌う人とどうやりとりしていけばいいのか - 心臓リハビリテーションのまにまに


ではでは。