みなさん、学会で発表してこいと急に言われた経験はありませんか?
学会で発表をすることになって多くの人が最初に当たる壁は、何をしたらいいかわからないということで、その次は統計がわからないとかだと思います。
t検定とはなんぞや、とか、有意差ってなんじゃらほいとかいう感じです。
下手すると何をしたらいいかすら分からず路頭に迷ってしまうかもしれません。
このシリーズでは研究発表について全く分からない人が、少しでも良い方向に向かえるような内容にしていこうと思います。
研究とは何をするものなのか?
統計や研究について授業で勉強したことがあって少し詳しい人でも、初めての研究を行う場合は、手元にある急造のデータをどんな検定手法を使って解析すればいいのかなー?という感じになるんじゃないかと思います。
大学院にいたり、職場に詳しい人がいる場合は別として、普通は研究といわれてもよくわかんないものですよね。
なので、エクセルで相関係数を出してみたり、運良くSPSSとかの統計ソフトが使える環境にある人はt検定をかけてみたりして、なんかよくわからないけど有意差も出たし、まあこれで発表してみよう、みたいな流れになるんじゃないでしょうか。
本当はこういう流れはダメなパターンです。
なぜなら研究で一番大事なのは統計について理解しているとかそういうことじゃないからです。
初めての研究では必死すぎて余裕もなく、しかも大体は抄録締切まで時間がない中ですから、上のような流れになっても仕方ないんですけどね。
発表を有意義なものにするために
大体このような流れで研究を行なった場合、グズグズのポスターとかスライドが出来上がり、「何がしたかったんですか?」という質問がきて「・・・。」となり何も答えられないまま終わるか、しどろもどろに答えるけど何を言ってるか自分でもわからないという結果に終わります。
まあ、ひと夏の想い出作りとか旅行ついでみたいな学会発表でいいって人は別として、せっかくなら何かしら得るものがあるような発表にしてみましょう。
このシリーズではそのヒントになりそうなことを色々と書いていきたいなと思っています。
その2に続く
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