この1ヶ月くらい大動脈解離の患者さんが次から次へと運ばれてきている気がしています。
そして年々大動脈疾患の患者さんが増えているような気もします。
大動脈解離は非常に危険な病気であるため、保存療法が選択される場合は3週間以上の入院になることが多いです。
しかも半分くらいの期間はほぼ臥床して過ごすことになるため、ジワジワと廃用症候群が進み、退院後に結構体力が落ちてしまっていることがあるようです。
日常生活がなんとなくしんどいという話は患者さんからたまに聞きますからね。
個人的には、大動脈解離のプログラムにおけるベッド安静期間をもう少し短くできるエビデンスが出てきて欲しいなと思います。
あとは電気刺激療法により筋肉の廃用性萎縮や機能低下を予防するのもいいよなあと考えたりもしています。
高血圧の方が増えれば必然的に大動脈疾患は増えると思いますので、今後の高齢化に伴い患者さんの数は増えるのではないでしょうか。
その時のことをすこし考えておいてもいいかもしれませんね。
ではでは。