こんにちは、心リハ太郎です。
静岡県湖西市の個人農家がAIによるディープラーニングで、キュウリを仕分けし、より高価値なキュウリを出荷する助けになっているとのこと。
開発費2万円、AIでキュウリを仕分ける農家:日経ビジネスオンライン
もとソフトウェア開発者の小池氏は、アクリル板に載せたキュウリをカメラが自動的に撮影し、長さや曲がり具合から9等級に自動分類してくれる仕組みを開発しています。
実家の農業を引き継いだ時には、農業の作業効率の低さ、特に高値で売れるキュウリを仕分けする作業の非効率さに愕然としたらしいですが、Googleのアルファ碁を見てディープラーニングを使うことを決意。
2万円という破格のコストで実用化されています。
現在は8割の確率で、適切に仕分けができるようになり、作業効率は約4割向上したそうです。
なぜ小池氏はここまで農作業の効率化にこだわるのか。その理由を小池氏は「本来は高値で売れる等級のキュウリの収率を高めること。なのに今は収穫後に高値で売れるものを探す作業に追われている」と明かす。一見すると収入増につながるキュウリの仕分け作業だが、本業にまい進できれば不要になる可能性すらあるというわけだ。
人間が本来するべき仕事に集中できれば、それだけ仕事の価値を高めることができ、また現在非効率になっている部分をやめることさえ可能になるかもしれないということです。
医療や研究分野においても、おそらく人間がしなくてもよい作業、非効率的な作業が山のようにあるため、そこをAIに引き渡すことで、より付加価値の高い仕事をこなすことができるでしょう。
ソフトウェア開発のスキルがある人材を組織に招き入れることで、低コストで付加価値の高い仕組みを構築できる時代が到来しつつあります。
医療界にもその波が早く到来してほしいですね。
ではでは。