心臓リハビリテーションのまにまに

心臓リハビリテーションについて考えたり思ったりしていることをつらつらと書いています。

スポンサーリンク

病態・生理

ドベネックの桶(おけ)の考え方を使うと人間の能力というものを把握しやすい

こんにちは、心リハ太郎です。みなさんはドベネックの桶(おけ)という考え方をご存知でしょうか?もともとは、植物を育てる時の考え方なのですが、心臓リハビリテーションでも非常に使える考え方ですので、ご紹介したいと思います。

心臓リハビリテーションにおける軽度認知障害(MCI)と認知症をどう判定してどう扱うか

こんにちは、心リハ太郎です。患者さんの高齢化が進み、リハ室を見渡してみると患者さんの多くは80代の方で、そこに90代の方もちらほら混じってたりします。もしかすると心リハ患者さんの平均年齢がそろそろ80歳超えてくるんじゃないかな?とたまに思ってし…

β遮断薬(βブロッカー)の身体活動における臨床的意義

こんにちは、心リハ太郎です。β遮断薬(βブロッカー)は心疾患では大変意義深い薬剤です。 それはβ遮断薬が心筋梗塞などの虚血性心疾患やEFが低下する心不全(HFrEF)の生命予後を劇的に改善することが分かっているからです。β遮断薬が心疾患患者さんの予後…

脈拍は心臓や身体の状態を知るための重要なツール

こんにちは、心リハ太郎です。 患者さんの血圧を測ると血圧計の脈拍数がモニター心電図の心拍数より少ない時があります。 こういう時に患者さんの身体で何が起こっているのかを考えた事はありますか?また脈が弱い時や脈が飛んでいるときには何が起こってい…

心臓の働きを決める4つの因子

こんにちは、心リハ太郎です。患者さんの心臓がどのくらい良いのか、あるいは悪いのか、つまり心機能を理解できれば、入院中の離床・運動療法の可否や進行判断ができるようになります。さらに退院後の心不全管理をどのくらい厳格に行うべきかを判断する助け…

離床と運動療法はどう違うのか、そして離床のリスク評価はどうやってするか

皆さんは離床と運動療法の違いって意識したことありますか?理学療法士などのリハビリ職種による歩行やADL練習などは全て運動療法と言えるのでしょうか?それとも離床と運動療法には何か違いがあるのでしょうか?離床と運動療法を区別することができるように…

血圧低下についての考え方の基礎を知ろう

血圧が何を表すか考えたことはありますか? 特に、血圧が低いとはどういうことかを自分で考えられるようになるための基礎的な考え方を覚えましょう。 血圧の式を覚えよう まず覚えて欲しいのはこの公式です。 血圧= 一回拍出量 × 心拍数 × 末梢血管抵抗 BP=S…

心エコーに詳しくなるオススメ書籍12選

こんにちは、心リハ太郎です。心臓超音波検査(心エコー)は心臓リハビリテーションだけでなく、循環器疾患に関わる全ての職種が理解できなければならない時代に入ってきました。 なぜ心エコーを理解する必要があるのか? なぜなら心エコーを理解できるとい…

心電図に詳しくなるオススメ書籍5選

こんにちは、心リハ太郎です。心電図、苦手な人は多いと思います。 基本を抑えれば、なんとなく読み方は理解できるようになるんですが、その基本を抑えるのがどうしたらよいかわからんのですよね。実際私も心電図は苦手でした。 日々の業務で心電図を読まな…

VE vs VCO2 slopeのわかりやすい(かもしれない)解説 後編

こんなに長くするつもりがなかったこのVE vs VCO2 slope編もようやく終わりが見えてきました。ここまでお付き合いいただきありがとうございます。VE vs VCO2 slope(VE/VCO2 slope)の異常に関係する因子についての最後の項目です。あと少しだけお付き合い下…

VE vs VCO2 slopeのわかりやすい(かもしれない)解説 中編

思ってたよりも長くなってしまったVE vs VCO2 slope編の中編です。 前編を読んでいない方はコチラからどうぞ。 今回はいよいよVE vs VCO2 slope(VE/VCO2 slope)の上昇に関わる因子について考えてみます。 ここが分かると様々な場面でVE vs VCO2 slopeの値…

VE vs VCO2 slopeのわかりやすい(かもしれない)解説 前編

こんにちは、心リハ太郎です。心肺運動負荷試験(CPX)の指標の一つに換気亢進の度合いを表わすVE vs VCO2 slope(VE/VCO2 slope)があります。 VE vs VO2 slopeを心不全の指標として用いる方が結構多いんですが、間違いではないけれど100%正解というわけで…

左室収縮能(EF)のわかりやすい(かもしれない)解説

こんにちは、心リハ太郎です。 以前はEFがよければ心臓は問題ないねみたいな考えの人が多かったですが、HFpEF(ヘフペフ)という心不全の概念の出現でそれが少しずつ変わりつつあります。 EFは心筋の動きの元気さ(収縮能)を見る指標であって、心機能をこれ…

心不全における皮膚の乾燥は予後を悪化させるかもしれない

心リハ太郎です。 近年皮膚のバリア機能が注目されています。 特に、皮膚のバリア機能の維持には乾燥の予防と炎症の予防が重要であることが皮膚科領域では常識になりつつあります。 さて、心不全患者さんにおいて、皮膚の乾燥は非常によく見られる臨床所見で…

左室拡張能(E/e')のわかりやすい(かもしれない)解説

ひと昔前は左室拡張能の指標はこれだ!というものがない時期が続いていましたが、今はE/e'という素晴らしい指標ができました。 しかし、この指標が出てきたころ、私は「なるほど、わからん」と頭の中が???状態でした。 ですので、この記事ではE/e'を含め、左…

心負荷の高い活動を判別し過活動を避けるための考え方

こんにちは、心リハ太郎です。 心負荷の高い活動がどんな活動かということを今まで考えたことはありますか? 山登りや階段、重いものを運ぶなどいかにもキツそうな活動でしょうか? あるいはこのようなMETs表を見ながら高いMETsに該当するかどうかを確認しま…

心疾患の貧血はなぜ悪いのか

患者さんが最近元気ないなーと思ったら貧血が進んでいたってことありませんか? 貧血はよくないとみんな思っていても、なぜ悪いのか、何にどのくらいの影響が出るのかを理解している方は意外と少ないです。 貧血は血中酸素含量に影響する 人間の身体では酸素…

酸素摂取量(VO2)を理解しよう

酸素摂取量(VO2)は体力の指標とされます。しかし、なぜVO2が体力の指標なのか、心臓とどう関係するかをちゃんと説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。 VO2を理解することは心疾患の本質を理解し、心疾患理学療法を行う上での最重要事項です。…

心拍数が上がっているときは

なんかいつもより患者さんの心拍数が高いなーって時がありますよね。 これをどう思いますか?