心臓リハビリテーションのまにまに

心臓リハビリテーションを10年以上している心リハ太郎が日々考えたり思ったりしているエビデンスのあることないことをつらつらと書いています。

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組織を育てるとはリーダーを育てることである

人材育成とは非常に難しいものです。しかし、人材を育成しなければ組織は良くなりません。これは会社組織だけでなく、病院のような組織でも同じです。日本における人材育成はそもそもの考え方がまずい、という内容の対談がダイヤモンドオンラインに掲載され…

「貧困」の本質とは何か

こんにちは、心リハ太郎です。 貧困とは何かを考えるにあたり、とても参考になる記事があったのでご紹介します。人生を8つのパターンに分けて「幸福」を考えてみた | 幸福の「資本」論 | ダイヤモンド・オンライン ひとは金融資本、人的資本、社会資本を「運…

β遮断薬(βブロッカー)の身体活動における臨床的意義

こんにちは、心リハ太郎です。β遮断薬(βブロッカー)は心疾患では大変意義深い薬剤です。 それはβ遮断薬が心筋梗塞などの虚血性心疾患やEFが低下する心不全(HFrEF)の生命予後を劇的に改善することが分かっているからです。β遮断薬が心疾患患者さんの予後…

地域包括支援センターって名前は分かりにくいよねというお話

こんにちは、心リハ太郎です。日経ビジネスオンラインに連載中の介護生活敗戦記の外伝(?)が更新されていました。 今回は筆者の松浦さんではなく、担当編集者さんの体験談でした。 介護の相談でうっすら感じた「業界用語の壁」:日経ビジネスオンライン 地…

脈拍は心臓や身体の状態を知るための重要なツール

こんにちは、心リハ太郎です。 患者さんの血圧を測ると血圧計の脈拍数がモニター心電図の心拍数より少ない時があります。 こういう時に患者さんの身体で何が起こっているのかを考えた事はありますか?また脈が弱い時や脈が飛んでいるときには何が起こってい…

行動変容しにくい人の特徴と対策

こんにちは、心リハ太郎です。 みなさん、行動変容は得意ですか?これやってみよう、と思ったものの、結局始めなかったり、やり始めたはいいがすぐ辞めてしまったりという経験は誰にでもあるものかと思います。 また患者さんに行動変容を促してみたが、行動…

びじゅチューン!がすごい

こんにちは、心リハ太郎です。最近、NHK Eテレで放映されているびじゅチューン!にどハマりしています。びじゅチューン!は、古今東西の有名な美術作品を、井上涼さんが独自の解釈で調理し、楽曲とアニメーションを作り上げてユニークな解説付きで放映してく…

心臓の働きを決める4つの因子

こんにちは、心リハ太郎です。患者さんの心臓がどのくらい良いのか、あるいは悪いのか、つまり心機能を理解できれば、入院中の離床・運動療法の可否や進行判断ができるようになります。さらに退院後の心不全管理をどのくらい厳格に行うべきかを判断する助け…

離床と運動療法はどう違うのか、そして離床のリスク評価はどうやってするか

皆さんは離床と運動療法の違いって意識したことありますか?理学療法士などのリハビリ職種による歩行やADL練習などは全て運動療法と言えるのでしょうか?それとも離床と運動療法には何か違いがあるのでしょうか?離床と運動療法を区別することができるように…

介護生活敗戦記が更新されました

こんにちは、心リハ太郎です。 個人的に楽しみに読んでいる介護生活敗戦記がいよいよ佳境に入ってきました。 介護生活敗戦期は、日経ビジネスオンラインで連載されている記事で、ノンフィクション作家で科学技術ジャーナリストでもある松浦晋也さんが認知症…

子育ては感謝の言葉が出せるよう親も準備をしておきましょう

こんにちは。2児の父の心リハ太郎です。 社会構造の変化に伴って共働き世帯が増えています。 そのような世帯では親が子どもと過ごす時間が十分にとれなくなりがちです。 医療職では託児所や保育園にお子さんを預けている方も多いですよね。なかなか子どもと…

血圧低下についての考え方の基礎を知ろう

血圧が何を表すか考えたことはありますか? 特に、血圧が低いとはどういうことかを自分で考えられるようになるための基礎的な考え方を覚えましょう。 血圧の式を覚えよう まず覚えて欲しいのはこの公式です。 血圧= 一回拍出量 × 心拍数 × 末梢血管抵抗 BP=S…

組織としてクレームをどう処理するかで組織の質が変わる

こんにちは。クレーム対応に関して参考になる記事がダイヤモンド・オンラインに載っていたのでご紹介します。 この記事は会社の話ですが、病院などの組織でも同じことだと思います。「クレームゼロ運動」をやるのは典型的ダメ会社である理由 | 小宮一慶の週…

心エコーに詳しくなるオススメ書籍12選

こんにちは、心リハ太郎です。心臓超音波検査(心エコー)は心臓リハビリテーションだけでなく、循環器疾患に関わる全ての職種が理解できなければならない時代に入ってきました。 なぜ心エコーを理解する必要があるのか? なぜなら心エコーを理解できるとい…

介護生活敗戦記が書籍化されました

こんにちは、心リハ太郎です。日経ビジネスオンラインで連載中の「介護生活敗戦記」が書籍化されました。 私もこのブログで何度か取り上げていますが、認知症の家族を介護するということがどういうことなのかについて、当事者のリアルな視点からの本音が描か…